3 2026 vol.48 Seinan Gakuin Junior - Senior High School 戦後80年の節目の夏、日本在住の唯一のホロコースト生存 者でピアニストのヤーノシュ・ツェグレディさん(87)をお迎え し、中学生と高校3年生がお話と演奏を聴きました。ナチス・ ドイツがハンガリーに侵攻した1944年、両親が強制収容所に 送られ、当時7歳のヤーノシュさんは2歳年上の兄と祖父母と 共に、ユダヤ人を強制的に狭小な区画へと隔離移住させた ゲットーに連行されました。激しい市街戦、空襲の中、一日の ほとんどを防空壕で過ごし、一日の食糧は角砂糖3つだけ-- 初めて体験者から聞いた証言に「、ホロコーストは本当にあった と認識を新たにさせられた」、「『忘れることは赦すことでは ない』という言葉が特に心に残った。同じ過ちを二度と繰り 返さないために自分たちが次の世代に伝えなければならない」 など平和への思いを強くする感想が多く聞かれました。世界 各地で排外的な主張が高まっているこの時に「平和を実現 する者」(マタイ5:9)の使命を改めて考える時となりました。 記憶を受け継ぐ夏 平和への使命を胸に 宗教部長 坂東 資朗 修了レポート発表会 ― 知のバトンをつなぐ ― 体育といえば、「好きな教科」「嫌いな教科」どちら にもよく名前があがる教科です。得意な生徒にとっ ては楽しみな時間である一方で、苦手意識を抱く 生徒にとっては不安を感じる時間になることもあり ます。西南学院の保健体育科教員として生徒たちと どのように向き合い、どんな授業を展開していくの か、日々模索しています。心と体の健康について理解 すること、自分自身を見つめなおすきっかけを与える こと、身体を動かすことの楽しさや仲間と協力する 喜びを感じること、保健体育の学びを通して、生徒 一人ひとりが自分の心と体を大切にしながら成長 していける力を育んでいきたいと考えています。 数学科 遠竹 史教先生 保健体育科 竹内 優香先生 西南は「愛」に包まれた学校です。「愛」を土台と した中で、生徒たちの成長のお手伝いができている ことに感謝しています。数学という「普遍的な学問」 を学ぶ中で、世の中の進歩発展のため、そして周り の方々が幸せになるために、ともに生徒たちと学び あっていきたいと思います。授業や部活を通して、 「できなかったことができるようになる喜び」を 知り、西南での教育活動を通して、様々な体験から 成長していってほしいと思います。聖書に書かれて いる「見えないものに目を注ぐ」生き方を知ることが 出来たのも、西南で過ごしたからです。有形無形の 起きることすべてに心を寄せて、「愛」を持って皆さ んに接し、これからの西南での出会いを楽しみに したいと思います。 西南に この人あり 西南の教育の現在とこれから 中学校 詳しい 内容は こちらから 修了レポートは、中学3年生の課題研究プログラムとして2018年度に始まり ました。自ら問いを立て、仮説を検証し考察する過程は、中学生にとって決して 容易ではありません。しかし、生徒たちは自分の興味関心を深掘りしていく 中で、探究することの意義や喜びを見出していきます。 2021年度からは、特に優秀な生徒による発表会が開始されました。2025年度 は学年でのプレ発表を経て、高い評価を得た6団体が代表として登壇しました。 「クレイアニメ研究」「Violinの価値-音質の相違について-」など、多岐にわたる 研究成果を堂々と発表する3年生の姿 は、1・2年生の好奇心を揺さぶりました。 先輩たちの熱量は、下級生が自らの探究 に向かう大きな原動力となっています。 同時に、発表を終えた3年生がこの経験 を糧に、高校進学後、さらに高度な探究 へと挑戦していくことを期待しています。 西南学院大学との 高大連携プログラム 高等学校 昨年からスタートした西南学院 大学人間科学部との連携に加え、 今年度は、外国語学部と高等学 校による高大連携プログラム 「Seinan FLaSH」が開催されました。この名称には、参加した生徒にとって 「将来を照らす光」のような体験になってほしいという願いが込められています。 本年度は高校生23名が参加し、同大学の4つのゼミに分かれて大学生と共 に学びを深めました。例えば杉山香織ゼミでは「コーパス言語学」をテーマ に、語彙の分析手法について大学生がプレゼンを行い、高校生は言語への新し い視点に触れました。 また、学生広報団体「LUSH」によるキャンパスツアーも実施。充実した施設 を体感した高校生からは、同大学への進学意欲が高まったという声が寄せら れ、高大交流の貴重な機会となりました。
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