広報誌 麦 vol.46

2 April 1. 2024 vol.46 Seinan Gakuin Junior - Senior High School SEINAN VIEW 中学校と大学の連携講座『ともに生きる』人権・「同和」教育の一環として 当日の様子はこちらでも紹介しています → https://www.seinan-gu.ac.jp/news/2023/15139.html 西南学院での成長 2023年11月9日、中学校の生徒18名と西南学 院大学人間科学部社会福祉学科の学生10名 による交流会が行われました。 この交流会は、中学校の人権・「同和」教育の 一環として、また大学の社会福祉学科・河谷 はるみ教授のゼミ活動の一環として、初めて中 学校と大学の連携が実現し行われたものです。 交流会では「ともに生きる」というテーマの もと社会福祉を専門に学ぶ学生らを中心に 企画・運営され、生徒によるアイマスク体験が 行われました。その後、中高の卒業生でもある 野田周佑さんから「こころのバリアフリー」と 題した講演が行われました。野田さんは生まれ つき首から下に麻痺があり、講演では当事者の 視点から自身が過ごした中学校や高校時代の 話や現在の学生生活について紹介。また、野田 さんは「障がいのある人と接する際は、障がい を正しく知ること、知ろうとすることが大切です」 と語り、生徒らは野田さんの話に熱心に耳を 傾けていました。 交流会に参加した生徒からは「障がいのある 人を見かけたときは、見た目で判断しないよう にしたいです」といった感想が寄せられました。 中学・大学の双方で福祉の学びを深める貴重 な機会となりました。 2023年9月11日、13日の2日間で、西南学院中学校・高等学校で史上 初となる中高合同体育祭が開催されました。今まで中学校では体育祭、 高等学校においてはスポーツフェスティバルという行事が行われていま したが、中高が合同で体育祭を開催するのは初めての試みとなります。 1日目の9月11日は本校のグラウンドが舞台となりました。午前中は 中学生と高校1年生、午後は高校2、3年生の競技を行うという工夫を 凝らしながら、1日を通して熱い戦いが繰り広げられました。学年別の リレー競技など、同じ学年が相手だからこそ、負けられない勝負となって いました。また、大縄など、クラスで一丸となって取り組む競技も1日目に 行われ、各クラスが団結する良い機会になりました。舞い上がる砂埃の 中、懸命に競技に取り組む生徒の真剣なまなざしからは、自分たちに 今できるベストを尽くすのだという決意と、PayPayドームで開催され る2日目への期待とが感じられました。 2日目の9月13日は、PayPayドームでの開催となりました。ドームに 入った瞬間、「天井が高―い!」「芝生がきれい!!」と生徒たちから歓声 が上がります。普段はテレビ画面の中で見ている景色の中に、今自分が 立っている…。その感動は、生徒たちにとって一生忘れられない思い出と なったことでしょう。PayPayドームでの2日目には、帽子とり騎馬戦や 団対抗のリレーなど、中高の学年をこえた5つの団で競い合う競技が 多数実施されました。それ故、団全体で協力しての競技者応援なども、 これまでの体育祭やスポーツフェスティバルとは比べ物にならないほど の迫力でした。団全体での競技が多かったというのもそうですが、PayPay ドームの大きなスクリーンに生徒たちの活躍が映されていたのも盛り 上がった要因の1つだと思います。自分や友人たち、先輩、後輩たちが 映るとスクリーンを指さしながら嬉しそうな顔をしている生徒たちの 様子がほほえましく、今回の体育祭での忘れられない場面の1つです。 中高合同で体育祭を開催するにあたっては、様々な方の尽力を欠かす ことはできません。体育科を中心とした本校教職員、運営にあたってくれ た生徒会や、実行委員、懸命に競技に取り組んだ生徒たち。どれか1つ の要素が欠けてしまっても、今回の中高合同体育祭の成功はなかった と思います。中高合同体育祭を行う意義というのはたくさんあると思い ますが、その中でも、競技する生徒たちにとっては、他学年の生徒の存在 を感じながら競技に取り組めたことが重要な意義だったように思い ます。異なる学年の生徒たちが同じグラウンドで競技をすると、生徒 たちは、西南学院での6年ないし3年間の成長の過程をそれぞれの立場 から感じることができます。中学生は高校生の姿を未来の自分に重ね 合わせたでしょうし、高校生は中学生の姿を見て自分たちの成長を実感 できたと思います。西南学院での成長の過程を実感したうえで、自分は どういう人間でありたいと思うのか。生徒たちにとって、今回の中高合同 体育祭がそのようなことを考える機会であることを願ってやみません。

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