12月16日(月)の午後、中学校では全学年を対象に芸術鑑賞会が催されました。

　演奏を披露してくださったのは、AXISチェンバーオーケストラの皆様。「チェンバー(室内楽)」の名の通り、小編成のオーケストラとして各地で活躍していらっしゃいます。

『くるみ割り人形』や『カルメン』をはじめとするバレエ・オペラ由来の著名なクラシック音楽から、日本民謡メドレー、シネマミュージックの演奏など、あっという間に時が過ぎ去るほど充実のプログラムでした。

どれも一度は耳にしたことがある作品ばかりで、生徒たちも「あ!この曲知ってる!」と顔をほころばせながら聞き入っていました。

途中、オーケストラの音を交えた「一味違う」校歌を斉唱できたことも、生徒たちにとってはよい思い出となったのではないでしょうか。

また、指揮者体験と称してステージにあがった有志の生徒もおり、その初々しいタクトの振り方は勿論、彼らの指揮にしっかりと合わせて自由自在に演奏されるプロの技を目の当たりにし、会場は大いに盛り上がりました。

　普段から知っている曲も、編成が変わりアレンジが加えられることで、随分と新鮮に感じられました。演奏のみならず、合間に語られる作品の背景や楽器紹介も大変丁寧で、感性を磨くばかりでなく、教養も身につけられたような気がします。

　音楽には、心を癒し、明るく満たしていく力があります。チャペル内の楽しげな雰囲気が、それを物語っていました。一足はやく贈られた、クリスマスプレゼントのようなひとときでした。