本学院創立時に福岡バプテスト教会の牧師を務めていた 下瀬加守の書。この扁額はもともと赤レンガチャペル(現 大学博物館)の壇上正面に掲示されていました。現在は、中高 校長室入口に掲示されています。 旧西新校舎(1950年代) 04 4月 高等学校が 男女共学校へ移行 4月 中学校が 男女共学校へ移行 中学校高等学校 一貫教育開始 2月 百道浜新校舎完成 4月 百道浜新校舎での 授業開始 5月 赤レンガチャペルが 大学博物館 (ドージャー記念館)として 開館 4月 西南学院小学校からの 生徒受け入れ開始 4月 創立100周年を迎える 西南学院本館(赤レンガチャペル)の定礎式 (1920年) しもせ かもり キリ スト 『西南よ基督に忠実なれ』 下瀬加守の書 1994 1996 2003 2006 2014 2016 建学の精神 YouTubeは こちらから 西南学院中学校・高等学校 校長 早川 寛 本校の教育がめざすもの 今や私たちは、IoT、A(I 人工知能)、ビッグデータ等の先進技術を活用すること で、モノやサービスを提供する新しい時代、“Society 5.0”を迎えようとしています。 教育現場においても、国家、地域、年齢、性別、言語等を超えた、多様な価値観に 対応できる人間の育成が求められています。 1916年の創立以来、西南学院では一貫した教育理念に基づいた教育が行われ てきました。創立者C.K.ドージャー師の遺言であると同時に西南の建学の精神で ある“Seinan, Be True to Christ.”(西南よ、キリストに忠実なれ)という言葉は、 西南の教育の根幹となっているものです。この言葉は、実に多様で豊かな意味を 持ち、いつの時代においても柔軟に適応できる人生の指針を示してくれます。 本校では、建学の精神を受け、聖書の教えに基づいて次の4つの教育目標を掲げています。 ( 1 )かけがえのない“ L i fe( いのち )”を大 切にする (2)“Love(聖愛)”の実践を通して、隣人に仕える (3)“Ligh(t 世の光)”として、平和構築に貢献する (4)真理を探究し、真の“Liberty(自由)”を得る さて、“Society 5.0”時代の中心的存在となるAIの“I= Intelligence”ですが、 日本語の「インテリ」に関係する語です。その語源は、“inter”(物と物との間)と “legere”(読む)という二つの動詞が合成された単語です。それは目に見える事象 の背後に秘められている目に見えないものを見抜く能力を意味します。つまり、「インテリ」とは「間を読む人」という 意味になります。これこそが“intelligence(” 知性)の正体というわけです。 本校の4つの教育目標は、確かに方向性はあるものの、具体的な答えが見えてこないものに思えるかもしれません。 しかし、目に見えないものを読み取る力、想像する力、思いやる力へと方向づけられる学びこそ本当の学びであり、 その力を身につけた人間こそ真の「インテリ」と言えるのではないかと思うのです。 「わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠 に存続するからです。」 (コリント二4章18節) Welcome to Seinan! 西南へようこそ!
RkJQdWJsaXNoZXIy NDY3NTA=